今回はこのような悩みに答えていきます。
本記事を読むことで分かること
- 電工ニッパーを扱うメーカー
- おすすめ電工ニッパー
- 機能付き電工ニッパー
記事の信頼性
現役の電気工事士です。
本記事では電気工事士が使う「電工ニッパー」のおすすめを紹介していきます。
正直な所、ニッパー選びは機能や特徴様々ありますが
最終的なポイントは「見た目の好み」によると思います。
(突然身も蓋もない話ですみません)
とは言え、本記事ではおすすめの電工ニッパーを網羅的に紹介していきますので
その中から相性のいい一本を探して頂けると幸いです。
ぜひ最後までお付き合い下さいませ。
電工ニッパーを扱うメーカー
電工ニッパーを扱うメーカーを紹介します。
下記は私のツイートです
🔽電工ニッパーのメーカー&特徴紹介
・メリー
・ケイバ
・フジ矢
・クニペックス
・ビクター
・マーベル
・ホーザン
・デンサン
・クラインツール
・ツノダ他にもまだまだありますが、今回紹介したメーカー一覧です。
電工ニッパー選びの参考になれば幸いです。 pic.twitter.com/THWvxXZh9e— でんちゃん@電気工事✕情報発信 (@denchan_ew) July 25, 2021
上記のとおり、電工ニッパーを扱うメーカーは沢山あります。(まだあります)
各メーカーごとのおすすめを紹介していきます。
種類は沢山ありますが、これを選んでおけば電気工事には問題なく使用できる
ニッパーのみを掲載しています。
冒頭でもお伝えしたとおり、あとは好みの問題なので見た目や雰囲気で選んでも構いません。
室本鉄工株式会社(メリー)
室本鉄工株式のメリー作業工具。
定番の電工ニッパーから機能付きのちょっと特殊なモノまで幅広く扱っています。
マルト長谷川工作所(ケイバ)
マルト長谷川工作所のケイバシリーズ。
鋭い切れ味の電工ニッパーが特徴的。
個人的には愛用しているのがケイバです。
FUJIYA(フジ矢)
フジ矢といえば、ペンチを想像する方が多いと思いますが
多くの工具を扱っていて、電工ニッパーのラインナップも豊富にあります。
KNIPEX(クニペックス)
クニペックスは国外メーカー(ドイツ)で
ニッパー、プライヤー、プライヤーペンチ、絶縁工具を扱っています。
日本の工具とはすこし形状や機能が違って愛用者も多いです。
VICTOR(ビクター)
ビクターは「握りもの」と言われる工具(ペンチ・ニッパー・プライヤー・ラジオペンチ等)を中心に扱うメーカーです。
中でもVICTOR Plus(ビクタープラス)シリーズはイメージ色である「青」を基調にした工具が中心で、性能はもちろん
ビジュアルが統一され洗練された印象があります。
MARVEL(マーベル)
マーベルは電設工具専門のメーカーです。
電工ニッパーに限らず、電気工事に関連する工具を多く扱っています。
HOZAN(ホーザン)
ホーザンは弱電工事に関する工具や電気工事士技能試験など
幅広いラインナップを取り揃えています。
特に第二種電気工事士を受験する方はホーザンの技能試験工具セットで
挑戦する方が多く、初心者にはおすすめのメーカーです。
JEFCOM(DENSAN:デンサン)
デンサンは電設工具の専門メーカーで、
業界最多数の約3800アイテムのラインナップが魅力です。
腰道具を作るならまずはデンサンという人も多く
電工ニッパーも定番アイテムはしっかり取り揃えています。
KLEIN TOOLS(クラインツール)
クラインツールは海外製(ドイツ)のメーカーです。
切断能力、耐久力共に高品質な物が多く、こだわりを持つ職人がよく愛用しています。
電工ニッパーのラインナップはそこまで多くありませんが
その分選びぬかれた精鋭アイテムが揃っています。
TSUNODA(ツノダ)
ツノダは電設工具(ペンチ、ニッパー、プライヤー、レンチ、ビット、圧着工具等)を取り扱うメーカーです。
スタンダードなモノはもちろん、機能付きの電工ニッパーも多くあり刺さる人にはピッタリの一本が見つかる、そんなメーカーです。
機能付き電工ニッパー
ここでは機能付き電工ニッパーを紹介していきます。
とはいえ、個人的には上記で紹介した電工ニッパーを選べば失敗はないと思うので
あくまで色んな種類のモノがある、程度に見ていただければいいかなと思います。
詳しく詳細を知りたい方は各メーカーのHPリンクを付けておきますので、そこから探してみて下さい。
蓄光グリップ
蓄光グリップの電工ニッパー。
暗い場所でもグリップが光るので、紛失の恐れなし。
とは言うものの、現場で作業する際は照度は確保するのであまり恩恵は無さそう。
持っていると確実に話題にはなる、そんな電工ニッパー。
≫205T強力ニッパ (蓄光グリップ)(室本鉄工株式会社公式サイト)
圧着機能付き
圧着機能付きの電工ニッパー。
圧着ペンチが無い時に、簡易的に圧着する事ができます。
ただし専用工具ではないのであくまで仮繋ぎの使用までに留めておくこと。
≫電工パワーニッパー(強力刃)圧着機能付き(TSUNODA公式サイト)
倍力ニッパー
倍力ニッパーは通常の約半分ほどのチカラで切断できるニッパーです。
握力に自信の無い方や女性の方にはおすすめ出来るかもしれません。
ただ、個人的経験上では持っている職人さんは見たことがありません。
≫WA1000Z 超硬倍力ニッパ(室本鉄工株式会社公式サイト)
皮剥き機能付き
皮剥き機能付きは刃の部分に絶縁電線をストリップさせるための穴が空いています。
切断と剥き作業を一本で行える便利な機能です。
ただ電気工事ではVVFなどの刃全体を使って切断するケーブルが多く
この皮剥き穴が邪魔をして切断できない、といった事があります。
比較的に細い線を扱う弱電屋さんに役に立つ機能。
抗菌仕様
グリップに抗菌剤を組み込んだ仕様で、
細菌の増殖を防ぎ感染症拡大を抑制する効果があります。
今後の建築業界はこういった仕様の工具がスタンダードになるかもしれません。
紹介は以上になります。
他にも沢山の個性的な機能付き電工ニッパーがありますので、気になる方は色々調べてみても面白いと思います。
さいごに
ここまで電工ニッパーを網羅的に紹介しました。
電工ニッパーを選ぶときは下記の3つのポイントが重要です。
- 切断能力
- 先端形状
- サイズ
今回紹介したタイプはどれも電気工事で使用する分には
ストレスなく使用できる物ばかりを選んでいます。
電気工事士として長く付き合うことになる電工ニッパー
あなたのぴったりな一本を見つけられれば幸いです。