今回はこのような悩みに答えていきます。
本記事ではおすすめの作業用ヘッドライトを紹介しています。
「建築現場で役立つヘッドライトが知りたい」
「種類が多すぎて何を選べばいい?」
こういった悩みを持つ方に向けた内容となっています。建築現場は仮設照明があるとはいえ、視界の悪い場所が沢山あります。
つまづいて転んだり、手元が狂ってケガをしたり…こういったキケンがあらゆるところに潜んでいます。
作業用ヘッドライトで明るさを確保することは、安全作業の絶対条件。
この記事はヘッドライトの基礎知識から選び方、おすすめ紹介と充実した内容になっています。
正しい知識を身につけ、安全で快適に作業できるヘッドライト選びの参考にしてみて下さい。
作業用ヘッドライト
作業用ヘッドライトの特徴
ヘッドライトは両手がフリーになり作業効率UPに繋がることが一番のメリットです。
また、多くのヘッドライトは角度調整が可能で視界の範囲外もしっかりカバーしてくれるので、体勢が悪い状況でも視認性を保つことができます。
作業用ヘッドライトの用途
現場では照度がない暗い場所が沢山あります。特に新築現場になると、仮設照明頼みになるので明るい場所は限られてきます。特に使う場面は下記の通り
- 天井内作業
- EPS、PS内の作業
- 夜間作業
作業用ヘッドライトを選ぶポイント
①明るさ
②点灯時間
③電源タイプ
①明るさ
明るさの単位は「 lm(ルーメン)」
ただ「明るさが大きいほど高性能」だと思いがちですが、それは間違いです。理由は必要以上の明るさは眩しく、電池の消耗が大きくなるから。
建築現場では明るさが必要な時は大抵、手元や足元だったりするので明るすぎるヘッドライトは逆に扱いづらくなってしまいます。
個人的には300ルーメン前後あればストレスなく作業できると感じています。
②点灯時間
ヘッドライトは1回の電池交換、又は充電でヘッドライトがどれくらい使えるのかがとても重要です。
なぜかというと、大事な時に限って電池が切れる状況がよくあるから。
これは使い方にも問題があるのですが、常に最大照度で使っていたり電源を切り忘れて付けっぱなしにしていたりするとすぐに電池が無くなってしまいます。
点灯時間はできるだけ長いものを選びましょう。
③電源タイプ
電源タイプは「電池式」と「バッテリー式」に分かれています。現場で運用するには基本的には「電池式」をおすすめします。
というのも、電池式だと切れるたびに新しい電池を買う必要がありますが、充電式の電池を使えばコストを抑えることができます
一方「バッテリー式」はUSB充電になるので、ケーブルを持ち運ぶ必要が出てきます。
この違いが大きくて、電池式だと電池を忘れても現場に電池があればそれを使うことで対応できます。
ですがバッテリー式だとUSBケーブルを忘れると使えなくなってしまいます。
バッテリー式の中には電池対応のヘッドライトもあるので、選ぶ際はおさえておきましょう。
作業用ヘッドライトおすすめ5選
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト 【明るさ300-700ルーメン/実用点灯6-8時間/後部認識灯】
- 明るさ:700ルーメン(最大)
- 点灯時間:65時間(最長)
- 電池・バッテリー兼用タイプ
【点灯時間詳細】
・700ルーメン:8時間
・270ルーメン:21時間
・40ルーメン:65時間
ジェントスのヘッドライトはとても多くの種類がありますが、その中でオススメするならコレ。理由はバランスの良さ、明るさは十分あるし・点灯時間は1日作業でも耐えれる容量。
電池・バッテリーの兼用タイプで好みの使い方ができるのも高ポイント。
PETZL(ペツル) E099GA アクティック コア 【450ルーメン】
- 明るさ:450ルーメン(最大)
- 点灯時間:130時間(最長)
- 電池・バッテリー兼用タイプ
【点灯時間詳細】
・450ルーメン:2時間
・100ルーメン:8時間
・6ルーメン:130時間
75gという軽量&コンパクト設計が特徴のヘッドライト。軽量タイプのいいところは
ヘルメットを付けない場面で役立つことです。
営業中の施設やテナント工事の場合、ヘルメット無しで作業することがあります。その場合、作業帽の上からヘッドライトを装着することになります
これが重たいヘッドライトだと頭が疲れる、重さでズレてくる、と地味にストレスを感じてしまいます。軽量&コンパクトなタイプはその問題を解消してくれるのが嬉しいポイント。
タジマ(Tajima) LEDヘッドライト E501D セット
- 明るさ:500ルーメン(最大)
- 点灯時間:21時間(最長)
- 電池・バッテリー兼用
【点灯時間詳細】
・500ルーメン:8時間
・250ルーメン:12時間
・50ルーメン:21時間
500ルーメンのしっかりした照度と長時間使用に耐える3000mAの充電バッテリーが特徴。全体的にバランスの取れたスペックでどんなシーンでもストレスなく使用できる。
点灯時間は明るさ最大でも8時間なので、だいたい一日使ってもちょっと余るくらいだと思います。電池切れの心配が少ないのは大きなメリット。
50cm先で大径100cm幅を照射というのも大きな特徴。細かな作業が多い電気工事士にとって、手元を広く照らせるのはとても助かります。
タジマ(Tajima) ペタLEDヘッドライトU301 明るさ最大300lm(50lm時14h点灯) LE-U301
- 明るさ:300ルーメン(最大)
- 点灯時間:14時間(最長)
- 専用充電池or乾電池
【点灯時間詳細】
■1灯モード
・200ルーメン:5時間30分
・100ルーメン:10時間
・50ルーメン:16時間
■2灯モード
・300ルーメン:4時間
・150ルーメン:5時間45分
:50ルーメン:14時間
前述のヘッドライト同様に「50cm先で大径100cm幅を照射」というのが大きな特徴です。
具体的に盤結線の作業では、暗い場所で長時間作業することになり、できるだけ広い明るさを確保したいので役立ちます。
「1灯モード」「2灯モード」と点灯パターンが豊富なので自分に合った照度に設定しやすい。
ちなみに、ヘルメットに取り付け首元に風を当てる「清涼ファン風雅ヘッド」というオプションも付けることができます、夏の熱中症対策に効果アリ。
Ledlenser(レッドレンザー) H Coreシリーズ LEDヘッドライト USB充電式 [日本正規品]
- 明るさ:600ルーメン
(ブースト時:1000ルーメン) - 点灯時間:65時間(最長)
- 専用充電池
【点灯時間詳細】
・600ルーメン:4時間
・200ルーメン:8時間
・15ルーメン:65時間
ブースト時に1000ルーメンの照度が出るのが特徴。実のところ、1000ルーメンを使う場面はそこまで多くないものの、倉庫などの広い現場では照らす範囲が広いと役立つ場合があります。
通常は200ルーメンで使い、状況によって明るさを切り替えながら使う。細かく運用できる人にはおすすめ。
まとめ
■バランス型なら
・GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト
・タジマ(Tajima) LEDヘッドライト E501D セット
■軽量・コンパクト重視なら
・PETZL(ペツル) E099GA アクティック コア
・タジマ(Tajima) ペタLEDヘッドライトU301
■照度重視なら
・Ledlenser(レッドレンザー) H Coreシリーズ
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