本記事は第二種電気工事士技能試験の欠陥例のまとめになります。技能試験の学習に活用したい方はブックマークをお願いします。
- 第二種電気工事士 技能試験の欠陥例
欠陥例は合否に影響するので全てのパターンを覚える必要があります。というのも、1つでも欠陥判定を受けてしまうと不合格になってしまうから。
本記事では欠陥を全てまとめた内容になっているので、是非繰り返し見返して丸暗記のつもりで勉強を進めていって下さい。
ランプレセプタクルの欠陥例
ランプレセプタクルは注意するべきポイントが多くあります。特にのの字曲げ(輪作り)結線でシビアなポイントが多いので、しっかり理解しておきましょう。
露出形コンセントの欠陥例
露出形コンセントは基本的にランプレセプタクルと同じ。大きな違いは絶縁電線の長さを約1cmで結線するところで、コチラのほうが難易度は高くなっています。
指先の力が結構いるので沢山練習して慣れていく事が大事。
端子台の欠陥例
端子台の結線は100V、200V、三相3線とそれぞれ指定の結線方法があるので、施工条件をよく読むことが大事です。又、”向かって左側のねじが締め込む側”に心線を差し込むのがポイント。
配線用遮断器(ブレーカー)の欠陥例
配線用遮断器(ブレーカー)は端子台と同じく輪作りをしなくていい分施工は簡単ですが、心線の長さを間違えると欠陥につながります。
ちなみに上下に端子が別れていますが、上の端子は電源の一次側なので下の二次側の端子に結線しましょう。
引掛シーリングの欠陥例
一見簡単そうに見える引掛シーリングですが端子から1mm以上心線が出ていたら欠陥という爆弾を抱えています。
シビアな部分なので気を抜かず、細心の注意で施工するのがポイント。
スイッチ&コンセントの欠陥例
スイッチ&コンセントは差し込み部分はもちろん、連用枠についても欠陥対象となるミスがあるので注意。
特に「2mm以上心線はみ出し」の欠陥は気をつけたい所。現場でも厳しく見られる箇所でもあるので正しい施工法を身に付けましょう
輪作りの欠陥例
技能試験でとても大事な「輪作り」作業。ポイントは「右巻きに取り付ける」と「キレイな円になっている」の2つ。
シンプルですが、これが出来るまで輪作りの単位練習が必要になります。正解を知るには失敗も知っておく必要あり。
これから練習する方は、輪作りを解説した【第二種電気工事士】のの字曲げ(輪作り)講座【欠陥例も解説】記事を参考にしてみて下さい。
電線加工の欠陥例
電線加工の欠陥例の多くは、電工ナイフやペンチを使っている時に起きることが多い。
基本的にはVVFストリッパーを使ったほうが安全かつ安定した加工ができます。ただストリッパーも過信は禁物で、工具の状態によっては傷付けが発生する場合があるのでメンテナンスは大切。
リングスリーブの欠陥例
圧着接続の施工不良があると現場では大きな事故につながる可能性があります。正解を学ぶことも大切ですが間違った使用例を知ることはもっと重要。
リングスリーブについて基本的な事を学びたい方はリングスリーブの基礎知識&圧着工具の使い方【技能試験対策】にて解説記事があるので参考に。
差し込みコネクターの欠陥例
差込みコネクターは技能試験全ての問題で出てくる為、確実にミスが無いように施工する必要があります。
心線を取り外す場合、力が必要なので普段の練習から外すコツを掴むように意識しておくこと。
アウトレットボックスの欠陥例
アウトレットボックスの欠陥で多いのはボックスコネクター関連です。正しい接続手順とねじ切りの最終確認をしっかりチェックする事が大切。
特にねじ切りは使い捨てで練習では一回しか出来ないので注意。
さいごに
欠陥例は丸暗記するとなると大変かもしれません。でも、情報だけを頭にいれるのではなく作業をしつつ覚えていくと自然と身につきます。
全体をなんとなく理解したら、実際に作業を進めながら徐々に覚えていくようにしましょう。
初めから完璧な施工はできないので、失敗→改善を繰り返しつつゆっくりと学んでいくことが大切です。
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