こんにちわ、でんちゃんです。
7月に入り、本番まで20日を切りました。技能練習はだいたい候補問題を一周回したくらいでしょうか?合格に一番大切なことは日々の練習+量、というのはTwitterなどで割と発信しています。
ですが、思考停止でただ作業をしても中々伸びづらいと思います。
今回は技能試験における「時短テクニック」について解説していきます。少し長いですが、今回の内容をうまく飲み込め一気に伸びる可能性があるのでぜひ最後までお付き合いくださいませ。
時短テクニックについては、下記3つのポイントで解説します。
①時短テクニックってなに?
②具体的なテクニック
③時短テクばかりに頼ってはいけない
①時短テクニックってなに?
時短テクニックは、文字通り作業時間を短くするためのテクニックです。「なんだ分かってるよ…」と思うかもしれませんが、意味を知っておくことはとても大切です。
そもそも今の時点で所要時間の40分以内に作業が終わっている方は、時短テクニックを学ぶ必要はありません。というか自分なりに、もう見つけてらっしゃると思います。
むしろこれ以上色々と情報を詰め込むより、今のやり方を変えずに精度高く仕上げていくことに注視して下さい。
時短テクニックは「作業時間40分を超えてしまう人」「ミスがなかなか治らない人」が学ぶことだと認識しておきましょう。
②具体的な時短テクニック
ではどんな時短テクニックがあるのか紹介していきます。
■問題用紙にメモリを描いておく
まず一番最初にやることが「問題用紙」にメモリを描くこと。目的はスケールやメジャーを使わないため。
このメモリは100mm〜400mmくらいまで100区切りで描いておく程度で充分です。ケーブル切り出しの目安として使います。
スケールやメジャーを机の上に置いておくと狭い作業スペースで邪魔になったり緊張で落として時間ロス、という可能性もあります。最初に問題用紙にメモリを書き写しておけば工具の持ち替えも、落とすこともないのでオススメです。
■寸法はスケールで測らず”物”で代用する
寸法は基本的にスケールは使用しません。それに変わる物を使用します。
例えば”心線を剥ぎ取る長さはペンチの幅分”や”シースの剥ぎ取りは人差し指の第二関節まで”という感じ。使っている工具や自分の身体の大きさによってルールは違うので、色々と研究をしつつ探して見て下さい。
ただ、目的は「工具の持ち替え回数を減らして時間を短縮する」ことなので、あまり躍起になってしまっては本末転倒です。
「ここは代わりのモノで代用しよう、ここはちゃんとスケールで測ったほうが安全だな」とバランスを調整しつつ試してみましょう。
■作業はひとまとめに行う
時間短縮が出来ていない人の特徴で「一個一個の作業を最後までやってしまう」パターンが多いです。例えば、一本ケーブルを切り出して被覆を剥いて結線→問題用紙を確認してまた一本づつやる、みたいな感じです。
これでは工具を使用する回数が多くなり時間は短縮できません。なので作業はひとまとめに行うようにしましょう。
具体的には
必要なケーブルを全部切り出す→全てのケーブルの被覆を剥く(器具側、ジョイント側両方)→器具結線を全て終わらせる→最後にジョイント。の流れです。
作業をひとまとめに行うことで、工具の使用回数(持ち替え回数)や問題を確認する回数を減らすことができ、結果的に時短に繋がります。
■作業の途中で確認する
先程の「作業はひとまとめに行う」でさらに精度を上げていく方法です。多くの人は”確認作業は最後にやる”ものだと勘違いして、最後の最後で大きなミスに気づき後戻りできない、みたいな状況になりがち。
でもこれを分散させることでリスクを最小限に抑えることができます。具体的には下記のタイミング
・複線図を描いた(回路が間違っていないか)
・ケーブルを切り出した後(長さを間違っていないか)
・器具結線をした後(差し込みミスはないか)
・ジョイントする直前(スリーブサイズや結線に間違いはないか)
このようにこまめに確認をしつつ作業を進めていくことで、ミスをその場で気づけるので大幅なロスにはなりません。
最初は時間がかかって面倒くさいと感じるかもですが、そのうち確認作業は慣れてきます。いそがば回れ、石橋を叩いて渡る、といったニュアンスです。
■ジョイントがズレる場合は”剥き直す”
最後はジョイントの際のテクニック。苦手な方の意見で「ジョイントの心線が揃わなくて上手く出来ない」ということがあります。
この場合、結論はシンプルで「もう一度剥き直せばイイ」です。
ケーブルの取り回しによって心線が上手く揃わないことは普通にあります。なので不揃いになった部分をストリッパーでちょこっと剥いてやれば驚くほど簡単にジョイントが出来るようになります。
もし試していない方がいれば、ぜひやってみて下さい。以外な盲点だと気づきます。
具体的な時短テクニックは以上になります。
③時短テクニックばかりに頼ってはいけない
先程の解説と重複する部分もありますが、時短テクニックがあるからといってそればかりを追うことはよくありません。
なぜなら、あくまで時間が足りない人がやるべきことだからです。
時間内に終わっている人はこれまでに解説してきたことに近いことをすでに実践しているはず、一方で時間が足りない人はどんどん取りいれて見て下さい。
そこで注意点は、時短テクばかりが正解ではないことです。例えば寸法を別の物に置き換えて測る方法は、少なからず”アバウトさ”が発生します。
この許容範囲を理解していないと間違った理解のまま欠陥を出してしまうかもしれません。自分にとっての弱点は何か?時短しなくていい所まで追い求めていないか?などバランスを考えながら時短を向き合うことが大切です。
今回は以上になります。ぜひ時短テクニックを上手く取り入れて合格を手にしていきましょう♪
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■技能試験で必要な工具
まだ工具を揃えていない方は、こちらの記事で失敗しない選び方を
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