こんにちわ、でんちゃんです。
筆記試験から二週間、技能試験の勉強は進んでいますか?この時期だと、そろそろ候補問題に手をつけて実際に作業を始めている方が多いと思います。
初めての作業で、要領がわからず時間もかかり完成したモノもグチャグチャ…なんてよくある話(正に私がそうでした)。でもそれは当たり前なので気にせず「作業に慣れる」くらいハードルを下げて取り組んでいってくださいね。
さて、今回は技能試験の「欠陥」の大切さについてお話しします。
技能試験における欠陥は合否に関わる最重要項目です。理由は「欠陥が一つでもあれば不合格」だから。
欠陥は電気技術者試験センターが定めた判断基準を元に判定されます。例えば心線の輪作りやリングスリーブの圧着などで「これをやったらアウト!」というラインです。
具体的な欠陥例については別途ブログ記事にまとめているので後ほど御覧ください(メール下にリンクを置いておきます)
では、欠陥については3つのポイントがあります
①座学だけで覚えようとしない
②単位練習と確認が重要
③欠陥を意識しすぎない
ひとつづつ解説していきます。
①テキストだけで覚えようとしない
欠陥例は細かいものを含めると50種類以上もあります。「うわ、多いな」と感じますよね…。でもこれはテキストだけで覚えようとするから大変なんです。
もちろん最終的には丸暗記するのがベストですが、覚えるコツは「手を動かしつつ学ぶ」こと。例えば器具に電線を差し込む為のストリップゲージ(剥きの長さ)は〇mmと決まっています。
でもこれは数字で覚えるよりも、手の感覚も合わせて覚えていくほうが断然覚えが早い。ニュアンスとしては「習うより慣れろ」と言った感じ。テキストはざっと一通り読んだらあとは作品を作りつつ覚えていくようにしましょう。
②単位練習と確認が重要
欠陥のない作品を作るためには単位練習と確認がとても大切。単位練習とは「個別に分けて練習する」こと。心線の輪作りだけ、器具の結線だけ、とかです。
特に心線の輪作りは慣れるまで時間がかかる作業なので、作品を作り終えたあとの要らなくなった電線を使いまわせばエコです。
もう一つの確認は「作業中の確認」ということ。多くの人は作品を作り終えた”最終確認”だけやりがち。でもそれだと取り返しのつかない(時間的に)欠陥が見つかった時のリカバリーが効かなくなります。
確認作業は「作業の区切りをこまめに入れる」クセを付けるようにしましょう。具体的には最初にケーブルを切り出したあと、器具結線をしたあと、電線の相互結線の前後、など。
慣れないうちは時間がかかりますが、中間地点に確認作業を入れると完成度がグッと上がります。
③欠陥を意識しすぎない
最後は「欠陥を意識しすぎない」こと。欠陥が大事だと言ってきたことと矛盾しているように聞こえますがとても重要です。理由は欠陥を意識するあまり必要以上にこだわってしまう人が多いから。よく技能試験の練習でやりがちなのが次の3点
・タイムアタックになっている
・見た目のこだわりで時間を使っている
・完璧を目指そうとしている
実はこれ合格に関係のない自己満足の領域。技能試験の合格の条件は”時間内に欠陥なく終わらせる”これだけです、シンプルですよね。なので次のような考え方を持つことが大切です。
・制限時間40分を目一杯活用する
・見た目は合否に関係ない
・完璧へのこだわりは必要?
一人で勉強していると目指す方向性が徐々にズレるのはよくあること。上記を定期的に自問自答しながら「欠陥なく時間内に終わらせる」を再確認しましょう。
これで以上になります。欠陥に関して簡単にまとめると
・作業をしつつ身体で覚えていく
・正しい施工は単位練習が効果的
・中間地点を設けて確認作業を入れる
・自己満の領域に気をつける
筆記から2週間目に入り、ここからが本番といっていい時期です。私も全力でお役に立てるようメルマガ執筆やSNS発信、ブログなどを更新していきます。
ぜひ一緒に合格をめざして頑張っていきましょう♪
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