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【第二種電気工事士】技能試験当日の流れ【解説】

エレ子
エレ子
技能試験の本番ってどんな感じなんだろう、当日の流れとか知っておいたほうが何かと安心かも・・・

今回はこのような悩みに答えていきます。

本記事のテーマ
  • 第二種電気工事士 技能試験当日の流れ解説
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私は現場で働く電気工事士です。
資格に関することや、電気工事士の魅力を日々情報発信しています。

職人として働きつつ、電工二種と一種をどちらも独学3ヶ月で取得しました。

技能試験の試験会場は独特の雰囲気に包まれています。

緊張によって普段のパフォーマンスが出しきれなかったり
間違えることのなかったミスを起こしてしまったり・・・

その問題を解決する方法の一つに、本番を頭で描きながら練習する
イメージトレーニングが大切だと思っています。

この記事では、試験当日の流れや準備しておくものの紹介
さらに合格への練習のコツについても解説していきます。

受験者の方の合格に繋げられるよう執筆していきますので
少しの間、お付き合いよろしくお願いします。

 

【第二種電気工事士】技能試験当日の流れ

 

技能試験当日の流れについて解説していきます。
まずは、私のツイートから

技能試験当日の流れをザックリ説明

1.会場到着
2.受験番号の席に着席
3.配布される受験カードに記入(鉛筆使用)
4.問題用紙と材料の支給
5.材料有無の確認(無ければ支給)
6.試験スタート(40分)

会場は早めに行って余裕を持っておこう

 

こちらを一つづつ解説していきます

①会場到着

会場には余裕を持って到着するようにしましょう。
だいたい、一時間前くらいが目安になると思います。

理由は、試験前の候補問題の復習です。
参考書を持参して、どの問題が出ても良いように
複線図のおさらいをしておきましょう。

また会場のトイレの場所なども確認しておくと良いと思います。

 

②受験番号の席に着席

受験票に記載されている受験番号を確認し
指定の席に着席しましょう。

試験会場には至るところに案内係の方がいますので
迷いそうならすぐに声をかけて聞きましょう。

 

③配布される受験カードに記入

試験開始30分前になると受験カードが配布されます。
氏名と受験番号の記入をする際に、鉛筆で記入するようにしましょう。

鉛筆以外の筆記用具(ボールペン等)では受付できないので注意です。

 

④問題用紙と材料の支給

受験カードが配布された後は問題用紙と材料の支給が始まります。
監督員から指示があるまで開けることが出来ません。

 

⑤材料有無の確認

次に材料有無の確認の指示が出るので
材料箱を開けて、問題用紙に書かれている材料一覧と照らし合わせます。

この時点で不足の材料が見つかった場合速やかに報告し、支給してもらいましょう。
試験が始まった後に材料がないことに気づいても支給されません。

すなわちその時点で、不合格となってしまうので
材料確認は確実に行いましょう。

 

⑥試験スタート

問題用紙、材料等不備がないことを確認したらいよいよ試験開始です。
試験は複線図を書くことを含め40分間の中で行われます。

目安としては下記の通り

  • 複線図(3分以内)
  • 施工(30分以内)
  • 最終確認(時間一杯まで)

 

特に重要なところは「最終確認」です。

普段の練習とは違い、思いもしないミスをしてしまうことがあります。
どれだけ作業が早く終わったとしても時間いっぱいまで何度でも
欠陥がないかを確認しましょう。

 

技能試験で準備するもの

ここでは技能試験で準備する物をまとめます

工具一式

 

作業に必須となる「7つの指定工具」が定められています。
具体的には下記の通りです

 

  • ペンチ
  • 電工ナイフ
  • マイナスドライバー
  • プラスドライバー
  • ウォーターポンププライヤー
  • 圧着ペンチ
  • スケール

上記に合わせ、電線の被覆向きに「ケーブルストリッパー」や
配線器具を差し間違えた時に安全に外せる「プレート外しキー」なども
持っておくと役立ちます。

 

ケーブルストリッパーに関するツイート

プレート外しキーに関するツイート

スイッチやコンセントを差し間違った場合
外し穴にマイナスドライバーを入れると器具破損の可能性が高まります。
その際に、プレート外しキーを使用すれば安全に電線を抜くことができます。
器具破損は欠陥対象になるので、特に気をつけて置きたいポイントです。

 

参考:スイッチ・コンセントの欠陥例

 

 

筆記用具

持っていくべき筆記用具の一覧です

  • 鉛筆
  • 消しゴム
  • フリクションボールペン

鉛筆と消しゴムは先述の受験者カードの記入に必須です。
フリクションボールペンは複線図を書く際に使うと便利です。
三色タイプを使うと視覚的にも分かりやすい複線図を書くことが出来ます。

 

参考書

普段の学習で使っている参考書は必ず持っていきましょう。
試験前の最終チェックで候補問題と複線図のおさらいをするためです。
会場に早く着き、余裕をもって復習することをオススメします。

絆創膏

試験本番では、思いがけないケガをする場合があります。
普段と違う環境なので手元を十分注意しながら作業しましょう。

ちなみに私は本番で流血してしまい、かなりテンパりました。
絆創膏を持っていなかったことを強く後悔しています。

 

上着&タオル

会場の環境に対応できるようにしておきましょう。
夏の時期は会場内の冷房が効きすぎて寒い場合があるので
軽い羽織りモノを持参しておくようにしましょう。

また汗をかいた時にタオルも合わせて持っていくことをおすすめします。

タイマー機能を使う

練習の際、多くの人は「早く終わらせなきゃいけない」とストップウォッチを使いますが
時間にこだわりすぎるのはあまり良くありません。

なぜなら、合否の採点にスピードは関係ないからです。
どれだけ早く終わらせるかよりも、試験時間40分の使い方を考える事が大切です。

試験直前までしっかり学習を重ねてきた方なら、作るだけで時間オーバーにはならないはずです。
タイマーを40分にセットし、アラームが鳴るまで徹底的に確認作業をする。
これがおすすめ

机を使う

普段の練習は出来る限り試験に近い環境で行いましょう。
試験会場では大人数で机を並べた状態で行われます。

一人一席の場合もあれば、長テーブルに並んで作業することもあります。
狭い机でもスムーズに作業が出来るように練習しておくとなおよし

 

作業スペースを決める

机での限られた作業スペースでは、
工具、材料、問題用紙等の置き場所が重要になってきます。

「物の定位置」を意識した練習をしておくことで
どんな環境でもぶれない作業をすることが出来ます。

最終チェック(欠陥の理解)

作業が終わったら、時間いっぱいまで何度も何度もチェックをしましょう。

「合格=欠陥がない」

なので欠陥例を知ることは必須条件です。

さいごに

ここまでお疲れ様でした。

この記事を読んでいる方の多くは
技能試験を直前に控え少し不安になっているかと思います。

「テンパったらどうしよう・・」
「もし取り返しの付かないミスをしたら・・」
「苦手な問題が出たらどうしよう・・」

過去の私も、追い込み期間は不安で一杯でした。
でも実際の所、試験のことは当日になってみないとわかりません。

忘れてはいけないことは、
「今まで積み上げてきた努力が当日の結果を作り出す」ということ。

今こうして情報収集をしている時間も結果につながる大切な行動です。
自分を信じて、試験に挑んでください。

 

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